2019-06-03 第198回国会 参議院 決算委員会 第9号
ISバランスの恒等式でございますが、それはそのとおりでございまして、財政赤字、国債発行の増は最終的には国内民間の純貯蓄若しくは海外の資金でファイナンスされるということになると思われます。
ISバランスの恒等式でございますが、それはそのとおりでございまして、財政赤字、国債発行の増は最終的には国内民間の純貯蓄若しくは海外の資金でファイナンスされるということになると思われます。
あと二点目、御質問くださった国内で持っているから大丈夫じゃないかというのは、よく経常収支のISバランスの議論というのは、それこそ異次元緩和になる前は私たちエコノミスト業界でもやっていたんですね。
お手元に制度部門別のISバランスという、私はよくこの図表を用いるんですが、今回も用意をさせていただきました。ISバランスというのは、余り最近いい言葉ではないんですけれども、あくまでもこの場合は貯蓄・投資バランスであります。
これも何回もこの財政金融委員会で議論させていただきましたけれども、これはISバランス、貯蓄・投資バランスの図です。 かつては、かつてはといっても一九九四年とか九六年、この頃まではまだ家計貯蓄、これフローですから、毎年毎年のフローなんですけれども、貯蓄過剰ということになっていて、それと金融機関がセットになって一般政府の借金の財政を賄う。
経常収支と、じゃ国債、何関係あるかというと、経常収支が黒字、右側に、今度は部門別資金過不足の推移ということで、いわゆる貯蓄・投資バランス、ISバランスというやつですね、これを右側に書いておりますけれども、こういう経常収支が黒字の状態の中には、国内の中には資金余りという状態ということでありますから、家計の貯蓄も非常にあった、家計の貯蓄が非常にあって、それで国債にお金が回ってきたということで、あれだけ赤字国債
あと残り二分ですけれども、最後、意見だけちょっと申し述べさせていただきますけれども、今度は急に個別具体の話に入りますけれども、お手元の表の中に制度部門間別のISバランスの表をちょっと付けてございます。
法人税の引下げということを言っておられますけれども、御案内のとおり、ISバランスを見ますと、金融機関の貯蓄は下がってきている、それから個人の貯蓄も下がってきていて、いわゆる非金融機関の貯蓄過剰が最近目立っているということですね。それをそっくりそのまま日本の場合は政府が国債というのを発行してそのお金を吸収するという形で、今のISバランスのシートを見ますと、ほぼそのまま均衡しているような感じします。
じゃ、この赤字になるのが何か困るのかということでございますけれども、次のスライドをちょっと見ていただきたいんですけれども、先ほどのISバランス式、これはよく教科書に出てくるISバランス式をちょっと修正しているものでございますが、これは基本的には恒等式ですので変形することが可能になります。
先ほどのお話、大変勉強になりましたし、企業のアニマルスピリットを設備投資減税等で生かしていこう、大変よくわかりましたけれども、ISバランスを考えると財政再建が困難というのは、私は少し逆なのではないかと思います。 と申しますのは、財政赤字がまずあって、それを……
ISバランス崩れてきます。赤字がどんどん広がってくる。そうした段階において、今はデフレの問題で困っているけれども、やがて双子の赤字になると、今度はインフレへと転化していく危険性があるわけですよ。このことの心配というものを先ほどからしているんです。 このことについて、改めて日銀総裁の見解を求めます。
○平野達男君 この国債の発行につきましては、私も、予算委員会でありましたか財政金融委員会でありましたか、どっかで、忘れましたけれども、いわゆるマクロ観点から見ればISバランスで説明するのが一番いいんじゃないだろうかということで言ったことがあるかと思います。つまり、本当に、税収という問題もありますけれども、本当にデフレという状況の中で需要が本当に落ち込んだ。
それから、異常なISバランスというのがありますが、これは要するに、ISバランスというのは貯蓄と投資の関係を示しているんですが、大体、家計が貯蓄をして企業がそれを使って投資をするというのが健全なバランスだということなんですが、日本はここ数年、家計も貯蓄をしているんですけれども、企業も家計並みに貯蓄をしているという姿になっておりまして、残った投資は政府部門、これは財政赤字なんですけれども、財政赤字と海外投資
まず、一点目の内需主導の景気回復、これの意味なんですが、その前に、この内需主導の景気回復というのは本当かどうかということを検証する手段として、今日は、いわゆる貯蓄投資バランス、ISバランスということに着目しながらいろいろと議論をしていきたいなというふうに思っています。
民間部門の貯蓄・投資バランス、いわゆるISバランスはトータルとしては黒字を続けています。それは我が国の経常収支黒字の大きな要因となっています。しかし、内訳には大きな変化があります。 国民の旺盛な貯蓄意欲に支えられた家計部門は大幅な貯蓄超過、企業部門は支出超過という状態が長く続きました。しかしながら、最近は家計部門の貯蓄超過は縮小しています。
これは、この分が、当然のことながら、ISバランス論からいうと、つまり貯蓄超過分が経常収支の黒字になってあらわれてきているということになるわけですね。 当然のことながら、これは円高を強く支えるというか、円高の原因になっているというふうに考えるのでありますけれども、竹中大臣でも塩川大臣でも結構ですから、御答弁いただけますか。
○峰崎直樹君 大臣、ISバランスとかそういうところに持っていかれるとちょっと話が抽象化してしまうんで、もう端的に聞きますけれども、本当に今、先ほど申し上げたように株式は四十三兆円、国債保有は約七十兆円ですね。
○国務大臣(柳澤伯夫君) なかなかちょっと端的に私の頭がそこまで届いていないんですけれども、もう一つのことは、ISバランスがあると思いますね、ISバランス。 これはどういうことかと。もう先生もつとに御案内のとおりでございまして、最初の時代はどうだったかと。家計と企業とそれから政府、こういうことの部門の、いや、それは大事な私は視点だと思いますよ。
住宅金融公庫と民間の金融機関の住宅ローンとの関係ということについては、これはかねて私申し上げていることでございますけれども、確かに、企業ですら貯蓄過剰の状況になっている、ISバランスでいうと、何と申しますか、専ら投資をするのは政府部門だけだというような状況になっている今の資金循環の状況かと思うんです。
先ほど浅尾議員でしたか、要するに、企業部門まで貯蓄超過になってしまっている、ISバランスで言うと貯蓄超過になってしまっているというようなことではなくて、本当に家計の貯蓄を完全に企業が吸収して経済を前進させるために使っておったということですし、基本的に、昭和四十年でございましたか、財政新時代ということで、国債を抱く財政ということにはなりましたけれども、その当時はまだまだ国債も小規模であったというようなことでございまして
それから、私はクラウディングアウトはこんな状態で起きっこない、ISバランスが貯蓄超過のときに起きっこないと思っておりますが、しかし心理的にそういうことを心配して金利がぽんとはね上がるんじゃないかとかいう議論もある。財政赤字拡大としばらくつき合わなきゃいけない。それについてどういうことが必要だと考えていらっしゃいますか、お一人ずつお答えください。
それから、同じような御意見で金森先生もISバランスに言及されて、国内において中央政府と地方公共団体が借金をしている分については、その問題点についてもう少し積極的な意味合いを持っていっていいのではないかというふうな御意見を開陳されまして、私も非常に傾聴に値する御意見だなというふうに思いました。 それで、続きまして、糸瀬教授と神野教授が、社会的なセーフティーネットの話をされたのでございます。